業者に頼むと1万越えの洗濯機のドラムを分解掃除しました。

洗濯機を分解するなんて、未知の世界で、
でも、よくよく考えたら若いにーちゃんがドラムの掃除に来たと聞くと案外自分でも出来るんじゃね?

ってことで、早速分解掃除です。
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15年愛用のサンヨー洗剤0コースの洗濯機 ASW-ZR800です。
他の洗濯機とちがうと言えば「電解水であらうので、装置が別についている」事。
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カタログの詳細は記事の最後に紹介。

カビシーズンの夏もすぎ、
15年使用しているとなるとさすがに分解清掃くらいしたい。

分解方法は「洗濯機 ドラム 分解 サンヨー」などで出てくるので、それぞれのメーカーでさがした方が詳しいと思います。


作業は2人いないとキツいかもしれない。
(ドラムを出すときなど)
ネジがかなり固いので、男手があった方が無難だと思います。

工具・道具は
6角レンチと、プラス マイナスドライバー 懐中電灯 軍手 ゴム手袋
※ドラムの外側は部品がむき出しで手を切ります。

掃除用に
雑巾・歯ブラシ・さび落とし・バケツ・洗車ブラシ
カビキラー

はじめに・・・
衣類乾燥機からつながるホースと、水をとめて水栓のホースを外します。
水栓のホースは元栓をとめた後、1度電源を入れて開始ボタンを押します。
ホース内の水が一瞬出て止まります。
その後に洗濯機側を外すと水がこぼれなくて済む。

コンセント抜いて、排水ホースを外します。

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↑これは、過去にサンヨーのおじさんを呼ぶことになるまで発展したメンテナンスが必要です。

知っておいた方がいい洗濯機のメンテナンス★自分のミスで修理に!★新築必見★サンヨー・洗濯機



↑2009年の記事です。
結論から言うと、最近の家は、排水溝が複雑になっていて、昔のように穴だけではありません。
ここに髪の毛やホコリが詰まり、排水が出来なくなってしまいエラーになるのです。


このメンテナンスは、どの洗濯機でも共通なはずなので、体調の良い日にキレイにしましょう。
臭いし気持ち悪い部類なので。


ドラム外しをしなくても、出来るメンテナンス。

↓パルセーターの交換 
真ん中のネジを外して交換が出来る。交換をすることにより回転の威力が復帰するそうです。
パルセーターは3000円位。

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↓ネジを外して、円盤のようなパルセーターを上に持ち上げる。
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↓本当に簡単にとれます。
裏にワッシャーがついていた
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の・・・裏。
思いの外キレイでした が・・・ 割れてホコリが引っかかっています。
パルセーターの軸のぼこぼこが摩耗しているので、回転がいまいちなハズ。
普段使用して問題ない感じもしますけど15年も使っているので。
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しかしながら、今回まだ届いていないので今回は洗うのみです。
パルセーター各メーカー



↓そして、このボルト6個を外すのですが・・・・
何かが中央で4つ変色しています。
懐中電灯で照らすと・・・・
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なんと、10円3個と100円玉ではないですか!

しかも、10円玉からさびが発生しています。最悪です。

ボルト6個を外しても、洗濯機の上の枠・フタがあるのでこのままではとれません。
1つだけボルトを外し、自分の力でとれるものと確認が取れたら、洗濯機のふた外しをはじめます。
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↓洗濯機のふたは、6カ所しかネジがありません。
フタを開けたところに2カ所・後ろに2カ所。
後部フタをあけて2カ所。

はじめに後部(裏側)の2カ所を外します。
後部のフタに当たるところを外す。手で引っかかりを探しながらバキバキと言った感じです。

フタ後部に当たるネジ2つを外します。
長めのドライバーじゃないと外れないです。
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↑この部分がホコリで汚いです。
しかし油っぽい感じもありで、せっかくなので雑巾などでキレイにします。

↓あり得ないくらいに汚れていたのが、乾燥機から届くホース。
乾燥機のホコリがかなり流れ込んでいて変色し、ドロドロです。
今度からは、ここにホースをつなぐのはやめて、別のペットボトルなどに流すようにした方がいいかもしれないです。
まぁ、10年でこの程度と言えばそのままでも良いのかもしれませんが・・・
ちり紙で吸い取って大変でした。
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ちなみに、風呂水を使っている場合は、ついでにメンテナンスをした方が良いかも。
風呂水はお湯がぬるい+汚いので、故障しやすそうなので我が家は使用していないのですが、かなり腐食しているような感じもします。
「ポンプユニット」で探してみてください。
給水ポンプユニット

↓上のフタ部分が外れないと思ったら・・・
アースのネジが内側に隠されていました。強引にドライバーで外します。
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↓アース
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↓次に、ドラムの上の枠 を外すのですが、
引っかけが、4カ所ほどと、3カ所ほどはネジで固定されていました。
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↓持ち上げて外すとこんな感じです。
思ったよりキレイでした・・・。こびりついたカビなどは、上の部分だけです。
左が上の枠で、右がドラム。
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が・・・
細かい部分に、繊維やホコリがつながって入っているので、引き抜いたりして、
そういうのが故障の原因かも って思った。

ちなみに、ドラムの外側(洗濯機にくっついている)の内側。
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↑こっちは へどろくさい。ヤバいくらいに臭い・・・・。
ヌトヌトしているので、カビキラーつけて、洗車用のブラシでゴシゴシ洗います。

穴が横に2つあり、
後からカタログで知ったのですが、どうやらこのあなから水が通り電解されて洗剤0で洗えるっぽい。
この横穴は、中にゴミが詰まっていて、引き出したけど、電解用の穴と知っていればもっと奥まで洗えば良かった・・・。

けっこうがんばったけど、10円玉のさびがかなりついていて、
さび取りでゴシゴシするも限界でした。
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で、今度は逆にはめていけばOK。
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感想
けっこうネジ外しが大変で、
掃除も大変だったので、
頼むと1万円以上は妥当だと思った。
洗濯機が臭かったのに思いの外、カビはついていなかった。
ヘドロ汚れが臭い原因かと。
お金が詰まっていたとは想像もしなかったので、5年に1度くらいは解体した方が良いのかとも思う。
ただ、パナソニック製などは簡単には分解できないそうなので、万一故障したときにどうするかを考えたほうがよいかも。
仕組みと、汚れる場所がわかったのでよかったかな。
黒カビは、上の部分にこびりついていたので、普段からカビ落としをしていれば、普段の洗濯水には混ざらないって事だ。
ただ、この機種の場合「電解水ゾーン」があるので、その中を掃除出来ないのは痛かったな。

パルセーターは後日交換予定。これは簡単にできるのでよかった。

そして・・・試運転~~~
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音が・・・・
静かすぎ・・・・・

びっくりした・・・

想像するに10円玉が音を出していたのかもしれないけど、ここまで音が静かだと新しい洗濯機のよう

けっこう磨いたので、キレイになりました~
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そして、スカートを履かせます。
スカートは洗濯機の下にホコリが入るのをふせいでくれるのでけっこう便利です。
上の乾燥機もサンヨーでまだまだがんばります。
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しかし、かなり前からエラーが出る。
エラーE6でずっと検索していたのに、判明せずEbで検索したら出てきましたよ・・・
これ、電解部分の故障らしい。
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このエラーは、洗剤0コースが終了後表示されて止まっている。
洗濯自体はキレイに終わっている。

このエラーに気づいていたら外ドラムの横穴をもっとキレイにしたのに、
たぶん 繊維やホコリが詰まっているエラーなのでは?とおもう。
洗濯そのものは問題ないので。

ちなみに、洗剤入れたコースでは表示されない。

↓そして、最近は洗剤は粉石けんにしている。
基本洗剤0コースだが、電解水は土をキレイにしないため、ガーデニングの泥汚れは洗剤入れて。
洗剤だけど液体にすると楽だが、粉に戻して改めて思った。
粉の方がきれいに落ちて、香りが残る。
冬場は塊がいやだけど、冬以外はよいかも。
ちなみにペットボトルに入れてから洗濯機に入れると、こぼさなくて便利です。
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最後に・・・
サンヨーのカタログ紹介です。
これは、洗剤業界に、たたかれ消えていった洗濯機のカタログでネット上でもなかなか探せません。
もしも、今この「新発売として」洗濯機がでれば、エコブームで批判が少なかったろうに。

サンヨーがなくなった後、ハイアールアクアが続けていたのですが、3年ほど前に洗剤0コースは世の中から消えました。

自由研究や エコ・洗剤の入らない洗濯の仕組み等わかるので良かったら参考にどうぞ。

小錦さんです 2001年8月
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洗剤0コースのメリット
洗剤がいらない。環境にも、コスト的にもよい。

デメリット
洗濯の時間が、50分くらいかかる。
土汚れには弱い。

ちなみに超音波と電解水で洗おうと言うことなのですが、
超音波については、
気泡が砕けるときに発生する超音波領域を含んだ衝撃波が洗浄力を高める とのことで、洗剤0コースではなくても効果があるそうです。



パルセーター各メーカー
給水ポンプユニット




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