今回は 7年目の保護者から見て
ピアノが長続きするパターンの記事を書いてみようと思います。

ピアノを習わせてみようかな とか
ピアノを長続きさせたい など 参考になればと思います。
先日ピアノの発表会があったのですが、約3年で見なくなるパターンが何故か多い!
今年楽しみにしていた子達が、まるごといなくなっていたりします。
ピアノは5年が境目なのかなと思う。
5年以上続けると毎年1回でも他の保護者の方に会い、
会話をする事もあるので、知人のピアノの先生の話も合わせて まとめてみました。
ピアノが長続きする子
★親や家族や兄弟が協力的(一緒にいてくれて、時には手伝いなどをしてくれる)
★子供に対してガミガミ言わない(子供にピアノに対して主導権があり、親は補助程度の会話)
★親が先生を尊敬している(少なくとも先生の悪口は言わない)
★子供も先生を尊敬している・先生と意思疎通ができる(相性の問題かも)
★そもそも親子の仲がいい(これは言える)
★自分に合う曲で発表会にチャレンジしている(背伸びして失敗すると翌年はたいていいない)
★時間を使うのが(多分)上手(1日の時間配分にピアノがある)
★練習は日課であって、苦では無い(やらされている感が無い)
★入会したときからやめる気配が無い(いつまで続ける?という会話が出ない)
★レッスンまで通うのが楽(自分のレッスンくらい自分で通わせるべきかと)
★同学年や前後の学年で話せる人がいる(会話は無くとも安心感)
☆受験などで休む場合も完全に休まずピアノには触れる
☆メンタルは弱くともチャレンジ精神がある
↑が、長続きする子に多いと思われます。
★★子供が当てはまらない場合は、やめて別のことにチャレンジする事も大事かも知れません★★
ピアノのやめ時について
ピアノをやめるということは、レッスンをやめるのか、ピアノ自体をもう弾かないのかどちらかだと思う。
レッスンについては、現実的に通えなくなってしまった時だと思う。
帰宅が19時を越えてしまうような・・・
そういった場合は ピアノは完全に生活から無くなるわけでは無く、
誰が何を言わなくとも、そういう子は家では少しでも練習をするだろうから
ピアノのやめ時と言うのがそもそも存在しない と思われる。どんな理由にせよ、もしもピアノをやめることになる場合は、1年くらい前に先生に報告して、
最後の1年はやめる前提でのレッスンをするのが良いと思う。
最後だと思うと、お互い盛り上がれると思います。以上が「ピアノのやめ時と長続きする考察」
そして、ここからは個別にまとめます。
★部活との両立★
うちの場合、
ピアノがあるから進学は近いところがいい。とか
ピアノがあるから部活に入らない というパターンなのですが、
実際のところピアノと他の習い事の両立している子はかなり多いです。
両立している子のパターンは
何でもやりこなせるうちの一つがピアノ もしくは
部活とピアノを両立させても時間的に問題は無い のどちらか。
(部活を頻繁に休むと人間関係がこじれるかも知れないので注意)
実のところ、部活よりも塾の方がネックで、
部活に行く人は塾も通っているパターンが多く、
結局のところピアノの時間を塾に変えてしまう事が事実では無いかと思う。
1日に10分もピアノに時間が取れないのであれば、部活かピアノをやめた方がいいと思う。
10分取れるのであればピアノは続けるべき。
実は部活の手伝いをしたことがあるけれど、ほとんど雑談やもめたりと時間の無駄をしていたり、
かわいそうな位、部活として成立してない場合もあり、
将来をつかめる部活もあるけれど、見切りをつけて部活をやめてピアノをした方が個人のためにもなりそうな場合もある。
そして私から一言言うと、午前中ピアノの集まりに出て、午後は部活など二刀流の子もいる。
どちらもしっかり参加していれば良いけれど、話の途中で次の予定のためいなくなるとか、
開始後遅刻して入ってくるとか言うのはやめて方がいい。普通に迷惑かな。。。
★ずっとピアノを続けるだろうという夢を抱いてピアノ教室に入会すると思うが。。★
★幼児期から入会させる場合
いつまで続けるのか・どんな曲までを弾かせたいのかを
先に考えてから入会された方がいいと思う。
入会させても練習をする気が無いのであれば、早々にやめた方が良いと思う。
★小学生に入って入会させる場合
子供からの打診が多いのではと思う。(友達がやっているとか)
1年間は音符の読み方や種類などをがっつり行い、
好きな曲をどんどん弾くのは後回しになることを覚悟してでの入会になる。
一見幼児がやるような内容に思えるけれど、基礎をしないと次には進めない。
それでいて4年生を越えると、幼児期からピアノをしている子との差が激しく
それに耐えられるのかも問題がある。
4年生位からはじめても5、6年のピアノ伴奏目当ては避けた方がいいです。
独学でここまで弾けるからと、親はピアノを購入したりピアノに熱を入れ始めるが パタッとやめる。
独学で上手に弾ける子は、それ以外の事も上手にやりこなしてしまうから
ピアノに一時熱を入れても 他に熱を入れ始めるのも早かったりする。
お母さん泣かせだが、結局やめてしまうと、将来的に自分で好きな曲は弾けても、技術が無い状態で弾けるだけに終わってしまいもったいなくもある。
★高学年以上
本人任せで良く、先生と相性さえ良ければずっと続くと思う。
なので、4年生くらいでピアノをやりたいと言い出したら5年生まで待っても良いかも知れません。
といった具合に、長続きをするパターンは ピアノを開始する前からできあがっていて、
ここで当てはまらないのは、
ピアノ家族 とか 音楽家族 とか、将来的に音楽に進むしか無い とか、
子供の頃からピアノへの志が違う子供なのではと思います。
★ピアノは期間限定で習うのも逆にあり!
保育関係で 将来的に少しでもピアノを知っていて欲しいとか
小学生でも音符が全然だめなので ピアノを少しやってみたい のであれば
始めから期間限定でお願いして開始すれば終わりも良く終了できると思う。
限定であれば先生も、ピアノで知って欲しいことなどをまとめて教えることもできると思う。
★中学入学でピアノをやめることがもったいないワケ★
小学校のピアノと、中学生以上のピアノは異なる。
中学生以上は指の成長で大人のピアノとして弾くことができる。
小学校でどんなに難しい曲が弾けても、
同じ曲を中学生で弾いたらまた違う物になる。
小学生では届かない指などは アレンジしてあり弾かない。
でも、中学生以上だと、指が届くことが多く、より忠実に弾くことができる。
そして、
小学生と中学生が選ぶ曲も違う。
小学生では知っている歌謡曲などに対し、
中学生を越えるとサントラの曲とか、
歌謡曲でも人気曲よりピアノで弾いてみたい曲を選ぶようになる。
発表会などでは幼児では無く大人に混ざっていく形になる。
なので小学校で終わらせてしまうのは 非常にもったいないし、自分のピアノに対しての考え方も変わるので、6年で終わらせるのならば
せめて中2位まではと思う。
★ピアノの思い出は良くも悪くも大人まで引きずる★
時々ピアノは一生触りたくも無い という大人がいます。
特に長い年数親に言われるがまま弾いていると、大人になってもう一生弾かないとなる。
地域によっては、ピアノを習っている子が強制的に伴奏を押しつけるようなところもあり
いろいろトラウマが残ることもある。
できれば良い思い出で残ればいいなと思う。★ピアノの長続きに関係ないこと★
親のピアノの技量は全く必要ありません。
技量があると、逆に先生の方針に口を出してしまいそうですが
親が全くピアノが弾けなくとも 長続きに関係ないのは私が身をもって経験済み。
ピアノが長いと必ずお母さんもするの? と聞かれるし、
周りのママさん達はピアノが弾ける人が多いですが、だからといって何も無い。
曲決めなどは先生にお任せでいいと思う。
発表会の衣装はドレスで無くてOKだし、その他知らないことは先生に聞けばいいだけ。
ネットが使えれば、ピアノ曲にはどんな方法があるかとか、
調べても良いかも知れません。
最後に・・・
ピアノ教室と言っても 大手のチェーンの様な教室や、
個別のピアノ教室、センターなどで無料で教えていたりといろいろある。
内容も入学テストが必要な所から、誰でもOKという感じの場所もある。
友達の紹介はよく聞くけれど、友達親との価値観が違うこともある。
長続きしない原因が子供だけとは限らない。
思い切ってピアノ教室を変えてみたら、気持ちが変わるかも知れません。

↑ピアノでよく遊んでいました
さて、我が家の7年目は発表会が終わったので
ツェルニー30番! 5曲目くらいを再開します。
軍隊ポロネーズを発表会で終わらせたあとに
ツェルニーの楽譜を読むと ものすごく簡単に思えてしまう・・・
慣れるとマッハで弾くから面白い。
発表会曲があると、通常レッスンがなかなか進まないので良くも悪くもですが、
うちの場合 音符そのものがわからないから
絵の音符とか お手玉レッスンとからはじめて
バーナム・おんぷの学校・ピアノの学校 が 長かったかな。
今はコードの勉強もしているそうです。
相当遅れているようにも思えますが、
学校の成績もなかなか取れないタイプなので、ピアノの上達は充分すぎるように感じます。
高校も近所を受けて 合格すればピアノは問題なく続けて行けそうです。