私は毎日ヤフーニュースを欠かさずチェックしているが、
最近は「変態教師」と「レベルの低さの犯罪」ばかりピックアップされる。
とても主要に関係ない事件ばかりピックアップされて「Yニュース」が「ニュース」に変わってから特にひどく※どこかのバージョンアップで変わった
コロナで閲覧が増えてからだろうが、それでも、ヤフーニュースとAFPニュースだけは欠かせない。
その中で、今日は特にショックな記事を読んだ
かなりの長文で、(共同通信=真下周さん、斉藤彩さん)
去年、3歳児を踏みつけて殺してしまった事件です。
踏みつけてしまったのは知的障害がある姉。
一見よくあるような見出しであるけれど、根がかなり深い記事です。
普段であれば家族を批判するような記事ですが、
単純にそうとは思えないので記事にしてみました。
「上」
「中」
「下」は まだ更新されていません。
「上」についての感想
家族構成
父
母(知的障害)
子 ゆりさん23歳(知的障害)
22歳男(重度の知的障害)
5歳女
3歳男 死亡
3歳男
2歳男
※全て同じ夫婦からの子供です
ゆりさんが3歳の子を踏みつけて死なせてしまった。
しかし重度の障害を含む5人の子育てを全て23歳のゆりさんが行っていた。
ゆりさんはに懲役3年、執行猶予5年 と言う結果であるが、
家から解放されて満足なのである。
「上」では、簡単な事件の概要。これだけ読むとゆりさんに障害があるとは言え非があると思える。
しかし、「中」で家族と恐ろしい福祉の実態がわかる。
「中」 ゆりさんの育った家庭環境の記事です
ざっくりと
母親について
障害があるというが、会話をすれば気づくけど、外見ではわからない。
障害年金(3人分)でお金が手に入る環境。全て母親が自由に使用。
動物が好きで、動物を「たくさん」買うけれど、「飽きて」家の中で死なせてしまう。
(犬猫フェレット)
このことから、子供が6人、毎年のように産む勢いなので、子供も動物感覚かと思える。
子供も「飽きて?」育てない。→ゆりさんに育てさせる。
ゆりさんについて
95年に親が職場結婚で生まれた。
翌年に長男が誕生
どの時点でこの2人に障害が確認がされたかわからないが
2000年頃両親の別居で施設に預けたときには
さわるな きしょい しばく の3語しか話せなかった。
しかし両親が復縁(2005年頃?)し、中学へすすむも、両親の元に返された。
高校には行かず。
そして2015年には3階建ての家を購入している。
ゆりさんの部屋はエアコンも無く真夏は死にそうな暑さだった
そして立て続けに 妹・弟が4人も生まれる(1組は双子)
全ての面倒をゆりさんがみていた。
ゆりさんには「10円をあげるから」程度であしらう。家を出たくても資金がないため家を出るという選択肢は無いと考えていた。
大きい弟は家を脱走して悪さをするが、それを探しに行く役目もやらされ、
それも大変なので父親が殴り監禁して、バケツ2つにトイレをさせてその処理もゆりさんの役目。
→後に監禁で親は逮捕されるも食事が与えられたと言う理由で起訴猶予で釈放されている
外との接点は
兄 ゆりさん ともに、作業所で働いていて、
事件のあった頃も働いていたそうであるが
文章からだけだと、実際にどれくらい通っていたかは不明。
※子供がいるし監禁されているため。
作業所は家族を支えようと思って支援をしていた様である。
↑以上が今回の事件中盤まで。
中を読んで・・・
ここまで悲惨な状況で、「大阪市平野区」はこれが普通なのだろうか?
警察は常連だったようなので警察は事態を把握は出来ていた。
しかし、それ以上にわからないのが 福祉だ。
・知的障害者の子育て
日本では癌は遺伝するとか、タブーのような扱いだが、障害は遺伝する事がある。
今回の場合確実に遺伝をしているのではと思われる。(すでに2人も障害があるので)
下の4人の子供だって(障害があるかは)わからない。
5歳の次女が
亡くなった3歳児を押し倒したきっかけから、
今回の事件が発生しているため 次女は親の暴力体質がでたのか 障害による何かなのかもしれない。
「知的障害の名がつく親」が子育てをしていることから、
ゆりさんがうまれた1995年に 最初の子育ての支援が大事だったはずである。
ゆりさん・大きい弟とともに、
どの時点で障害が発覚したかはわからないが、
障害者が障害者を育てるような状況になっていて、そこに福祉の支援が入らなかったことがまずおかしい。健常者の父に対しては3人の知的障害者を育てるわけで父親にも支援が必要だったはずだ。
※支援=お金では無くデイケアや家庭訪問などです。
・内容が残虐な3語しか話せなかったゆりさんを 5年後くらいに親子に返した事
ゆりさんは 親と別居の5年で普通に生活できるようになったとおもわれ、施設にいれば高校にも行けただろうに、それを行かせず家庭で召使いにようにした。家族に返した後調査はしていたのであろうか。3語しか教えない親が5年で改心したかチェックが必要だった。
・母親は連続で4人も産んでいる。合計で6人になるわけで、もしも事件が無ければあと2人は産んでいただろう。この件も誰かがどこかでとめることは出来なかったのだろうか。
最近は私の周りでも7人兄弟とか6人兄弟とかかなり多い。けっこう放置で、最後には離婚するけど。
前の話と同様だが、知的障害がある母親が連続で産んでいるわけで、避妊についてを、「子育て課」の様なところ、もしくは「障害年金を払う課?」のような、管理しているところがチェックすべきだったのである。というのも、障害年金は審査が必要なはずで、6人も産んで育てているのに母親への年金は妥当なのかどうか。つまり、この時点でも疑うべきだったはずである。この家庭には受給がすでに3人いるわけだし。支払う以上は、大きい弟の生活もチェックもすべきだった。
・あとから生まれた4人について
ちゃんと市の予防接種を受けているのか、母親訪問をしているのか。
上の2人は、時代的に保険婦訪問・母親訪問など無かったかもと思うが、
最近は虐待や親の精神面を考えて母親訪問なんかがある。
ドアの前までだったりするかもしれないが、この調子じゃ新生児の時から放置しているはずだから きちんと子供を見ていれば どこかで対応できたはずである。
・SOSのチラシは渡していたのであろうか?
年に数枚 困ったときのパンフやカード(電話番号が書いてある)などを学校でもらってくる。
障害者の方向けにあるかはわからないけど、こう言ったチラシなりをキチンと説明して配布していれば
ゆりさんもどこかに助けを求めることが出来たはずである。
ヤフーニュースで毎日性的事件が起きているのに、ゆりさんにとって家庭内が全てで、よその世界を全くわかっていない。そもそも、性的事件は起こっていることの善し悪しがわからず、そういう物かと被害を受けている場合もある。
性的な嫌がらせとか、お手伝い以外の労働、犯罪を強要されていないかどうか、在学中ならアンケートでもいいと思うし、卒業していたら福祉課の様なところが毎年チェックすべきである。
・お金の管理
きっと個人的な事で、何も言えないのかもしれないが、
障害年金を払っている側は暮らしぶりをチェックすべきで、
そんなことを言ったら児童手当の行方は?親が受け取る年金の行方は?
と思われるかもしれないけど、5000~1万程度の問題ではない。
しかも、知的に障害があるわけで、管理が出来ない可能性はかなりあるのだから。
今回の母親の連続して子供を産む件は、子供が欲しいという思いはあるけど、(育てる能力は無いが)根源は「お金」にあると思う。
母親は 子供が増えればどんどんお金がもらえる と 思っているんじゃないかな。
なので、お金を管理する第三者が必要
なのですが!!
・問題は父親が健常者であることです。今回に至っては。
ここまでは、母親を批判していたけど、同じ事は父親にも言える。
本来ならば父親は母親をサポートしなければいけないけれど、
父親は妻のことを金ヅルくらいにしか思っていないように思える。
とても妻や子供を育てたい という考えがあるとは思えない。
普通の人間の精神なら
手に負えない長男を殴って閉じ込めてトイレをバケツにさせ、
それを娘に処理させるくらいならば、
施設に預けるだろう。
しかし施設に預けるとお金が手に入らない(ですよね?)。
復縁が封切りというか、封切りでは無く「男性側が」手当目当てで復縁したように思える。
単に母子家庭であれば、内縁の妻でいたほうがお金はフルに入り 自分と子供の手当で多分生きていけると思うが、
そうせず、結婚し子供を戻したわけで、すると、お金は父親に渡るわけで、
単純に復縁じゃ無かったんじゃないかな。
これはとめようが無いけれど。
なので、全ての根本には 健常な父親がいて、そのせいで全てがスルーされてしまった気がする。
これだけの子供と障害者を本当に育てていたら いい父親 と思うだろう。
逮捕しようにも、誰かに手を出したわけではないし、
子作りも同意のもとだろうし、
罪を問うには「育児放棄」しかないだろう。
今回ゆりさんの起こした事件は、あまりにも普通でない話。
なぜ腹部を踏みつけたのか。キレて一撃などではない。
ゆりさんはその後に風邪薬を飲ませれば生き返ると言う感じに思っていて
踏みつけたら死ぬ なんて 想像もしていなかった結果であろう。
普段から動物の死骸も家中にあるし、「死について」本当に無知で普段からあの家の中では普通にあることだったと思う。
宮崎勤事件などの「精神鑑定」だの「心神喪失」だのは全く違う物である。
人や動物を育てる愛しさや、悲しさなどを本当にしらないのでは無いかと思う。
・状況を把握している警察も何も出来ない。
常連だからと言う問題ではない。福祉の方にかなりキツく応援を求めるか、窃盗を繰り返しているのだから、拘束を続ければすれば良かったと思う。
・引き受けてくれた作業所の方も、やりきれない気持ちだったろうなと思う。
でも、ゆりさんの子育てを知っていたとしたら 家族を引き離すまでやって欲しかった。
それを思うと、
彼女の懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)はかなり重すぎると思われる。
無罪でも良いと思う。
彼女の場合、生きることを一から学ばなくてはいけないので、それなりの施設で更生は必要。
子供を産むこと、産まない選択
子供を育てることも一から学ぶことも必要だと思う。
動物好きなので、動物に関連する職場で働けばかなりプラスになると思う。
そして、家族とは完全に縁を切った方がいい。
今は単に解放されて母親には会いたくないと思ってると思うが、いつか会いたくなると思う。
しかし、母親と言うのは不思議なことに 言葉には暗示がある。
良くなった彼女をゼロに戻すのは一瞬。つらくても縁を切ることが弟に対しての一番の償いなのではと思う。
さらに、彼女には手厚い手当をするべきだと思う。
年金を支払っていた役所?
児童相談所 などは、助けられるところを何も助けなかったのだから。
「行っていた」とか「気にかけていた」じゃ 済まされない。
彼女はSOSをだすことも知らなかったわけである。
死亡事件がただの暴行で済んでいたら、彼女は今でも下の子5人とさらに生まれたかもしれない子供を見ていたのかもしれないから。
福祉関係に非がないとは全く言えない事件です。
これが通常なら改革が必要!
この記事は本当に読んでいて ぞくぞくと怖かった。
家族は まだ全員一緒に暮らしているのか?と 疑問にも思う。
まさか、下の3人を育てているわけないよね?
最近は残虐な虐待をしても、両親はすぐに戻される。
子を殺しても罪のなすりつけをしている。
この30年で親が親で無くなった。
育てよう 意識が欠落している。
そもそも、親世代が子供をちゃんと育てていていないから、育つわけがない。
日本で一番充実させるのは、子供の施設で、少しでもおかしかったら一週間でもいいから
子供を施設にあずけて様子を見るべきだと思う。
様子を見て おかしければ子供を親に返してはいけない。
(今の時代クラスに2人はいるような気がするのでエラいことだけど・・・)
国は費用も、場所もないのであろうが、
里親を充実させれば かなり話は早いわけで、
しかし里親になるにはものすごく大変である。
(↑児童相談所に相談からはじまり 研修 家族チェックなどなど)
ほんの数日 もしくは数年 預かってもいいという家庭はたくさんある。
里親の件に関しては後日記事にする予定なのですが、(自分に関係ある話なので)
引き離した方がいい親子 というのは
強引に引き離すべきである。
今回の件では、
ゆりさんは ゆり被告 と呼ぶべきでは無いと思う。
事故に近いものがあるし、
悪人がしれっと無罪放免になっている中、
本当に障害があるゆりさんにあまりにも残酷だと思える。
本人は、きっと3年・5年でも、罪を償うと、心に決めていると思う。
再審にならず 今後裁判はないだろうが、
弁護士の手腕がもっと欲しかった。
読む限りじゃIQはあるからわざわざその部分を強調して健常者扱いに感じる。
背景は残虐な殺され方では無く、いきさつにある。
包丁をあらかじめ持っていた事件ではない。
そもそもきっかけは妹の押し倒しから始まった。
その上に 「乗っかってしまった事故」に近い状況だと思うが、
嫌気が差していたと言ってしまったので結果そうなってしまったのだろうか?
よく寝返りをうった子が、隣の新生児に乗ってしまう事故があるが、
これは何歳まで通じるのか。親が倒れて乗ってしまうこともある。
今回は殺人罪では無く、傷害致死罪と言うことだが、
酔って相手を殴り倒すのと同等な刑 っていうのがどうしても腑に落ちない。
「大阪市」に関しては、もう二度と同じ事を起こさないように、
今すぐにでも全ての子供の健康チェックをすべきだと思う。
会えない は無しに。疑ったら子供を引き取るべきだとおもう。
今回のこの記事は 言葉を使うのがちょっと難しかったです。
もちろん知的障害がありながらも子育てをしている人はたくさんいると思う。
でも、どんな方でも、どんな状況でも 知的障害がある方の支援は必要だと思う。
見ただけではわからない何かがあるかもしれない。
知的障害がない母親だって支援が欲しい時なんて山ほどあるわけだし。
変な言い回しになってしまっていたら申し訳ありません。
ですが、
今後こんな事件は起きて欲しくないとおもうので、記事にしました。
ちなみに元記事は 事件に焦点を合わせていますが、私は福祉に着目しました。