横山光輝さんの、殷周伝説をまとめて見ました。

殷周伝説とは封神演義が元で、
安能務訳によると、
殷が周になる際に戦死した諸将仙人らを神に封じる「封神」だが、封神部分はない横山光輝オリジナルの殷が周になる話。

大まかに、
力の見せ所がなく、平凡な日常を過ごせなかった殷の紂王。
人間は「悪」である。というのを天界に見せつけたかった妲己。
紂王・妲己による非道な行い。
殷をただそうと忠義を尽す聞仲太師。
反旗を翻した黄飛虎ら。
妖術も含め多彩な戦法の呂尚。
それぞれの行方は?


と言った感じのストーリーです。
登場人物が非常に多く、漢字が難しく、変換もATOKの手書き頼みでけっこう大変でしたが、大まかなストーリーをまとめて見ました。
元の封神と
横山先生のお話と
私の解釈間違えが混ざったまとめですが、良かったら参考にしてみてください。

20161007a004
妲己と紂王 妲己の悪巧みと紂王のエロささえなければ仲良し夫婦なのだが・・

登場人物・聞仲太師の人生・黄飛虎の人生・仙人などのまとめ・討伐ルートは別の日の記事にしています。
漢字ミス、読み仮名ミスがあるかと思いますが、申し訳ありませんがコメント欄がないため変更出来ません。

殷周伝説ざっくりストーリー あらすじ
※赤字は修行をして能力がある人物
紀元前1711年 殷の時代 600年続いていた
王は帝乙
三男の季子
→寿王
→紂王となる
帝乙が亡くなり紂王の時代に
平和である
聞仲太師 北海の袁福通らが反旗を翻し討伐へ
商容 聞仲太師と同じように、殷に尽していた
女媧御前 紂王は守り神・天女の像をみて、自分の女にしたいと、想いを壁に落書きする。
女媧御前は殷の守り神であったが怒って天界へ。
殷を守る物はいなくなる
費仲・尢渾 王の機嫌取りばかり。費仲らは当時賄賂を受け取る暗黙の風習があり、
蘇護のみ賄賂を渡していなかったのが面白くなかったので、蘇護の娘を紂王へ差し出すことに。
蘇護将軍 王の女癖に愛想をつくし、殷を捨て冀州へ帰る。
謀反人扱いになり、崇侯虎と戦うことになり、崇黒虎が間に入り、娘の妲己を紂王へ差し出し和解。
妲己 美しい優しい娘であったが、女媧御前がいなくなり、地界から出てきた魔物に体を乗っ取られる。
常に紂王のもとに。
梅伯 妲己の誘惑で政務が滞りただそうとするも、反論し妲己により崩落の刑
雲中士 妲己の妖気を感じ、王宮に木剣をつるし、妲己を殺そうとしたが失敗。
商容 殷に恐れて宰相を辞任
姜皇后 妲己をしかると、妲己は費仲らに姜皇后の暗殺を依頼
妲己の一番の天敵であったため、謀反扱いにされ、晁田・晁雷により結果的に殺される。
殷郊・殷洪 姜皇后の子供。相弼・方相により逃がされる。→東伯侯へ(紂王の祖父)向う。
楊貴妃 子供を助けた手伝いをし、妲己に恐れて自害
黄飛虎 子供や相弼・方相を見逃すが、子供らは雷開・殷破敗に捕まる。
紂王に死刑を宣告され、比干・胡崇が助けて逃げ行方はわからず。(最終的には太崋山でひっそり暮らす)
姜皇后の父・東伯侯らが四大諸侯が攻めてくるのを恐れ、皆殺しをする計画に。
四大諸侯 殷へ向かう
★西の姫昌は、自分は7年間幽閉されると占いの結果をだし、さらに道中捨て子の雷震子に出会い100番目の子として雲中子にあずける。
★東の姜桓楚は、道中で娘の姜皇后が殺されたことを知る。
三諸侯は、殷に敵討ち状態で出向くことに。
結果
東の姜桓楚と、南の鄂崇禹は死罪・西の姫昌は7年幽閉に。
北の崇侯虎のみ殷側のためそのまま。
東伯侯
南伯侯
処刑の事実を知り、殷に対し出陣
※姫昌は、7年幽閉されることを知っていたため国に手を出さないように、あらかじめ伝えていた。
李靖将軍 三男(哪吒)がうまれるが、道士の太乙真人に7年間外に出してはいけないと告げられる。(→7年後道士の元へ)
崑崙山の呂尚 呂尚が修行をしていて、道士に都に行くように言われる。
呂尚は妲己の(地界)仲間・琵琶精の正体を見破り琵琶精は石に。
琵琶精を復活させるために「鹿台ろくだいと言う建物」を作ることにするが、意見が合わず殷を見限って西岐へ
比干は自害
朝歌
西岐より伯邑考
姫昌の復帰
西岐=周
父・姫昌の言いつけを守れず、7年未満で朝歌に幽閉されている父を救いに行く。
妲己と紂王と対立し殺される。肉片は父の元へ。
肉を食べたことにより幽閉を解かれ、文王の称号をもらう。
しかし、その後西岐に逃げる。その際100番目の子の雷震子に助けられる
西岐は呂尚を太公望として迎え、武吉と共に周に入る。

聞仲太師の帰国と
東海討伐
唯一紂王に助言が出来る聞仲太師の北海からの帰国。
朝廷は乱れきり、「鹿台をとりこわし、妲己を廃し、費仲・尢渾を処刑」と言う案を出し、今度は東海の平霊王の反乱を鎮圧に向かうが、案は守られない。
西岐と崇城 姫昌の文王は紂王を討つことにし、紂王の片腕の崇侯虎「崇城」を攻めることに。
結果 弟の崇黒虎により、兄は処刑。崇城は崇家がつぐことに。
文王は体調不良で西岐に帰る
文王は息子の姫発に地位をゆずり、姫発が武王になる。
黄飛虎一家 黄飛虎夫人の賈氏、妹で側室の黄貴妃が、妲己・紂王に殺される。
長年殷に尽していたが、西岐に亡命。※詳しくは黄飛虎の項目で
西岐に入り、開国武成王という扱いで西岐・周と共に戦うことになる
聞仲太師帰国と
西岐討伐
西岐に脅威を感じ、兵を送るが、晁田・晁雷は裏切る。
討伐失敗の繰り返しで、5回目の討伐は自ら出向く。
聞仲太師は戦死。聞仲家は、妲己によりたいぼんの刑に。
周軍に金吒・木吒・黄天化・揚戩が加わる。
※詳しくは聞仲太師の項目で
聞仲家
鄧九公 西岐討伐6戦で鄧九公が帰投し周にはいる。
土行孫が加わる。
悪来と飛兼 悪来らは、費仲のあとがま。
第7戦とし、冀州の蘇護家を向かわせるが寝返られる。
出師の表 西岐以外の各諸侯が、紂王を倒そうとして孟津に集結しているので、西岐も加わって共に戦おう とのこと。
武王は「王」と戦う気はないが、世の中をただす意味で参戦。
会合が開かれる孟津に向かう。
殷軍と会盟 周軍は、約束の日までに孟津に向かうが、途中殷軍に邪魔される。
たくさんの武将を戦死させながらも、無事に会合。
殷・朝歌に向かうことになる。
殷の体質 相変わらず残忍な殷の紂王と妲己。
朝歌の人々は嫌気をさしていた。
兵や朝歌の人々が殷からねがえり、あっさりと朝歌へ。
紂王は鹿台で自害。
妲己は地界に戻る。(自分らの支配できそうな時代に出てくる予定)
殷の最後
時代は周になる。
呂尚など、それぞれの武将は土地を与えられて、それぞれの国を作る。 完
ちょっと詳しくすると↑の様な流れです。

力の見せ所がなく、平凡な日常を過ごせなかった紂王。
人間は「悪」である。というのを天界に見せつけたかった妲己。
紂王・妲己による非道な行い。
殷をただそうと忠義を尽す聞仲太師。
反旗を翻した黄飛虎ら。
妖術も含め多彩な戦法の呂尚。
それぞれの行方は?

と言った感じでしょうか。

表にまとめてしまうととても単純ですが、漫画では登場人物も内容も多くかなり頭が混乱します。
封神演義が元とのことですが、オリジナルもありで、ハッピーエンドがどっちかというと多いと思います。

ただ、李靖将軍だけはよくわかりませんでした。
主だって戦う 金吒・木吒・哪吒は、李靖将軍の子供ですが李靖将軍がでてくるのは、
陳唐関が突然登場し、そこでいきなり李靖の三男哪吒が生まれた所だった。
それはわかるのですが、なぜこの3兄弟が周軍に加わったのかなぁと。
それぞれの道士が周を助けるように助言をし向かわせるのですが、そこには李靖将軍はいません。
李靖将軍はどこにいた?どこに行ったのだろ?

他は、疑問もなくなかなか良くまとまっていたと思います。


20161007a007
呂尚と武王 殷を攻める事になる際


★★★★★★★★★★★★★★★
殷周伝説01あらすじ
http://wshinchan-next.blog.jp/archives/7003541.html
殷周伝説02登場人物
http://wshinchan-next.blog.jp/archives/7003907.html
殷周伝説03聞仲太師★黄飛虎将軍★殷←→周ルート
http://wshinchan-next.blog.jp/archives/7097705.html
殷周伝説04道士・仙人(真人)・弟子
http://wshinchan-next.blog.jp/archives/7097734.html
★★★★★★★★★★★★★★★


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